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20年に一度の紙幣印刷

 

 新年度から10日が経過し、中・高校の入学式も終わり本日は小学校の入学式でした。登下校の際、黄色い帽子姿で小さい体に、真新しい大きなランドセルを背負った1年生を見ると朗らかな気持ちになるのは私だけではないでしょう。小学校といえば、昨年度の米山奨学生であるテイ・ショウさんが「大村北ロータリークラブの皆様に改めて御礼を言いたい」との要望で本日の例会へお越しいただきました。目標が叶い、今週月曜日の8日から、長崎市立坂本小学校へ勤務されておりますが、あと御一方、念願が叶った会員がいます。

 ご存知のとおり4月7日(日)大村市では激戦となった県議会議員選挙で見事に勝利された北村タカトシ君です。心より御祝申し上げます。本当におめでとうございました。

ですが御二人ともスタートラインに立たせて頂いたばかりですし、北村君においては無念な結果に終わられた御二人の分までお務め頂きたいと願っております。教師も県議会議員でも「4つのテスト」は基本だと思います。北村君とショウさんの益々の御活躍を心からお祈りしております。

 今回の県議選の投票率は前回を1.6%下回り、51.53%で、まだまだ半数近い市民が権利と義務を放棄されているのが少々残念です。引き続き大村市議会議員選挙、秋には市長選挙も控えております。好き嫌いもあるでしょうが、しっかり候補者の政策や意見を聞き、当選後にその政策が進んでいるかをチェックしなければ、いつまでたっても世襲や看板だけの政治家で運営され、行政が衰退していきます。私たちがいくら職業奉仕・社会奉仕で地域を活性化しようと思っても、生業や生活をしている行政の基盤が低迷していたら、糠に釘です。周囲の方々にも投票へ行く重要性を伝えていただければと思います。

 

 昨日、2024年度に新紙幣が刷新されると発表されました。20年に一度という事で肖像画になる人物も気になりましたが、昔は千円札、五千円札、一万円札は聖徳太子だったそうです。私が小さい頃の千円札は伊藤博文だったと記憶しておりますが、高校生の頃、一万円札が聖徳太子から福沢諭吉に変更された時、サイズも小さくて何となく子供銀行にみたいで価値が下がったような気がしたのを覚えております。

 新一万円札は数字で10,000と表示されるようで、肖像画は渋沢栄一が採用されました。渋沢栄一は一言でいえば、日本の資本主義の父。と紹介されたとおり、明治・大正・昭和の日本の銀行や大学設立の第一人者であるのは有名です。更に福沢諭吉は渋沢栄一の生き方に感動し、渋沢栄一のような人間になってほしい。と新聞の社説に書かれていたそうです。

 また渋沢栄一は大隈重信や日本のロータリークラブの父である米山梅吉と交流がありました。ともに日本企業倫理論や、次世代教育、大手金融機関の創立、女性活躍を推し進めたと同時に、関東大震災の援助などの奉仕活動や社会貢献に率先して活動され、日本の発展に多大な貢献をされてきました。まさに令和時代の一万円札に相応しい人物で、米山梅吉と会合していた仲だと聞き、改めてロータリーって素晴らしい!と実感しました。

 

 最後になりますが、本日は夜の例会でフリートークです。会員同士さらなる親睦を深めていきましょう。