2019-2020年度　大村北ロータリークラブ　運営方針

会長　鹿取 栄治

　この数年、ロータリアンを取り巻く環境は、世界的にみても地区をみても一層の厳しさを増し、これまでの概念だけに頼った活動内容では、時代の変化に大きく取り残されてしまうという危機感を、改めて強く持つべきであり、今まさにそのような大きな変換期の真っ只中にあると思います。

このような時代背景を踏まえたうえで、本年度のクラブテーマを、親睦を軸にした「学びを楽しむ」にいたします。

　ロータリークラブとは、多くの友人を作り、会員相互の親睦を第一義とした団体であります。また、異業種の会員が集う交流の場でもあり、心の許せる仲間と語り合い、信頼を深め、職業に有益な、情報交換の場でもあります。すなわち、会員同士がふれあいながら親睦を深めるほどに、そこには必ず「学び」が生まれてきます。

さらに、「学び」を深めるには共有することが重要で、会員相互が共有する（伝える・教える）立場になる事で、視点が変わり更なる成長が期待できます。そして、共有することが誰かの気付きにつながり、ロータリー活動の場が必ずや良い「学び」の場所になるはずです。例えば、昨日まで出来なかったことが今日出来るようになり、今日出来ることが明日はもっとうまく出来ることになる、という自らの成長こそが一番楽しいことではないでしょうか。そのためのプロセスであれば、少々つらいことであっても、きっと楽しめるようになると思います。

　ロータリー活動の根幹を成すのは、やはり毎例会に他なりません。毎週水曜日の例会が待ち遠しくなる！  そんな気持ちを全会員が持ち続ける事が出来るような創意・工夫が必要です。

クラブの会員が皆、健康で活力漲る活動を送る上でも、「健康」というキーワードは不可欠であります。そこで、「食」の仕事に従事する自らが「会長の時間」を利用して、「医食同源」の考えのもと、「食」を通じた話題や情報の提供をすることで、「職業奉仕」ならぬ「食業奉仕」に繋げたいと考えます。　

例会を中心として「楽しくてしょうがない」「入会したくなる」「入会してよかった」と言われ、退会者を出すことなく、会員増強目標 純増1名が達成できるクラブ活動の実現に向けて、惜しみなく情熱と努力を注いで参りたいと思います。　

1年間、皆様の協力とご指導・ご鞭撻をお願い申し上げ、本年度の運営方針といたします。

　最後になりますが、論語に「子曰く、之を知る物は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」という言葉があります。　ロータリー調で解釈してみると、「学ぶことにおいて、ロータリーを知っているだけでは不十分で、ロータリーを好きな人には及ばない。さらに言うと、ロータリーを好きな人もロータリーを楽しんでいる人には及ばない」になると思います。

さあ、みんなでロータリーを楽しみましょう！