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能力は脳力から

 社会人で朝食をとらない方がいらっしゃいます。朝食は1日元気に働くための源です。朝食について、私が感じていることを含めてその大切さをお話ししたいと思います。

 私たちは能力を十分に発揮し、会社に貢献しなければなりません。能力というと、スキルとか適正などを想像されるかもしれませんが、「脳」が大いに関係しており、能力を発揮するには、考える力が必要ということです。

 

 そこで、脳力を活かすために朝食に必要な栄養を調べてみました。

まず、脳のエネルギー源は「ブドウ糖」です。ご飯やパンに含まれるでんぷんが消化されてできる糖質です。肝臓に約12時間しか蓄えられないそうなので、朝食で主食を抜くことは脳にエネルギーが回らず、イライラしたり、集中力が欠ける原因になります。

 次に必要なのは、8月にも触れた事がある「タンパク質」です。

主に主菜に含まれていますが、記憶や思考において重要な役割を果たしています。主菜とは、メインのおかずをイメージしてください。豆腐や納豆、卵料理も主菜の部類になります。高い集中力を維持するために必要な成分なので、主食と共に摂取するように心掛けた方が良いと思います。 

 最後に、「ビタミン」です。先に述べたブドウ糖やたんぱく質が正しく使われるように手助けをするものです。

主に副菜に含まれていて、疲れをとったり、ストレスを和らげたりもします。副菜とは、野菜、海藻類をイメージしてください。仕事をやっていく中では、少なからずストレスは感じてしまうものですから、ストレスがたまる一方では、良い仕事には結びつきません。副菜も、ぜひ摂るようにしましょう。     

 そして、朝は発酵食品である一杯の「みそ汁」を飲むと良いと言われますが、体が温まり目覚めに効果があるからだそうで

す。体にたまった老廃物を洗い流し、体調を整える働きもあります。

 

 私も、脳力をフル活用して業務に向き合おうと思いますが、是非みなさんも、まずはバランスの良い朝食を気がけてみら

れてはいかがでしょうか。