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「新しい」という言葉のちから

 みなさんこんにちは。ロータリーの新年度が始まって、あっという間に2週間が過ぎました。

本日で3回目の「会長の時間」ですが、「光陰矢のごとし」と言いますか、1週間経つのがナント!早いこと!これまで、会長を務めてこられた皆さんも同じような経験をされてこられた事と推察いたします。

 

 本日の「会長の時間」は、新年度にちなんで「新」という漢字について触れてみたいと思います。

 漢字の「新」しいという文字を、いくつかの漢和辞典で調べてみますと、どの辞典も、冒頭の部分ではだいたい「まあわかりやすい」「初めてなさま」とか「その状態になってから時間が少ししか経っていない」とか書いてあります。しかし読み進めていくと、こう書いてあるものがありました。

 「以前のものと違っている」「今までになかった進んだもの」「改めて行うさま」「生きるために必要な力を持っている」さらにはこのように書いてあるものもありました。「汚れを取り去って出直す」「悪い点、足りない点を良い方へ変える」、などなどです。新しいという文字自体は、小学校2年生の時に習うような簡単な文字ですが、こうやって解説文で読んでみると、今まで何となく、ぼんやりと捉えていた文字の意味が、一味違って感じることが出来ます。

 

 以前は、シンブルに新しいのは嬉しいとか、ワクワクするなどといったイメージしか持っていなかったのですが、新年度、新人、新体制、など、単なるリセットするという意味だけではなく、思っていた以上に期待感が込められているもんだな!というのが率直な感想です。

 後ろを振り返るばかりでなく、より前を向く!という「未来志向」であるべきとも考えられますし、昨日より今日、今日より明日、新しいものにはそもそも、今までとは違う、生きるために必要な何かがあって、悪い点、足りない点を良い方向に変えていく力がある!と、ここまで言うと、僕の単なる思い込みかもしれません。

 ただ、そんな言葉の力を信じてみたり、少し後押しが欲しいな!と思う人生の折々には、考え方のひとつとして良いのではないでしょうか。

 

本日は、今年度の「新委員長」の皆さんの活動計画発表でございます。

「新」という言葉に因んで、未来への活力に満ちたエネルギッシュな報告を期待して、会長の時間を終わります。