今週日曜日に実施された大村湾沿岸一斉清掃に参加していただきました中川社会奉仕委員長をはじめ庭木君、北村君、田崎幹事、本当に有難うございました。
そして米山奨学生のショウちゃんが教員採用試験に合格されたとの報告がありました。詳しくはこの後、本人からお話があると思いますが、本当におめでとうございます。また昨夜は大村ロータリークラブの例会に指方君、北村君、永石君と参加してきました。2名の入会候補者が出席されており、ロータリーの魅力を俣野君と西川君が卓話で話され、素晴らしい貴重な話に感動いたしました。
さて本日は、急遽変更し、SDGs(Sustainable Development Goals)<持続可能な開発目標>について話をしたいと思います。
2000年に国連サミットで採択された15年計画のMDGsに引き続き、2015年9月に採択された2015年~2030年までの世界目標で、持続可能な世界を実現するための17の目標・169のターゲット・約230の目標指針・数値目標(未確定)から構成され、地球上の「誰一人として取り残さない」ことを誓っています。17の目標とは貧困・飢餓・人権問題や環境保全・エネルギー、医療福祉、世界平和など、この地球が私たちの子や孫にとって明るく平和で、安心して暮らせる惑星であるため世界中誰もが取り組める目標であり、日本においても各省庁からなる政府機関や県単位、市町村や企業も率先して取り組まれています。
滋賀県ではカードゲームを使用し、先ずは遊び感覚で企業人や個人向けにセミナーを開催し、17の目標やターゲットを分かりやすく理解していただくよう開催されております。また各団体等においてもセミナー・研修会を開催し、個人や企業、行政も出来き、意識改革を行うことで、誰でもいつからでも簡単に始められるものもあります。
この17の目標に対し、1つの項目にさらに数項目の具体的ターゲットが設定されています。詳しく知りたい方は「SDGS」で検索すると調べられますので、個人で出来ること、自社で取り組めることもあると思いますので調べてチャレンジしてみてください。その17の項目のみご紹介します。
ゴール17<17の目標>
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に保健と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
以上のように、国際ロータリーが昔から取り組んでいる活動も多いようです。
これを踏まえてご紹介したいのが、環境(ゴミ)減少に大きく貢献されている京都のある御菓子屋さんの開発についてです。肉や魚を買うと白い発泡スチロールのトレイが家庭のゴミとして出されます。トレイは洗ってからゴミに出したり、スーパーの専用ゴミ箱に入れているのが現状です。
そこで開発されたのが食べられるトレイ、イートとトレイだから「イートレイ」という商品です。このイートレイはトウモロコシを原料とされ作られたもので、黒いトレイは炭で着色されており、食べるとトウモロコシのほのかな甘さがあるそうです。
他に肌色のトレイは海老塩味やオニオン味、紫のトレイは芋が原料になったものもあり、価格は若干高めですが1枚約40円と設定されています。現在の発泡スチロールのトレイを洗うための水や処分料や手間は省かれ、何よりも地球に優しいのは間違いないと言えるでしょう。しかし逆の見方をすれば、トレイを作っている会社や処分場等で働いている人がいるわけですから、需要がなくなれば雇用もなくなるのです。
ロータリークラブは異業種の集合体であるのですし、他クラブにも素晴らし会員が在籍されています。よって社会情勢に敏感であることは可能です。情報や発展のヒントは手の届く所に落ちています。